Color Modes

コマンドラインツール:インポート

使用例オプション概要

import プログラムを使用して、Xサーバの画面の一部または全体をキャプチャし、画像をファイルに保存します。import は、クリックまたはプログラム引数で選択されたウィンドウをキャプチャします。 importコマンドの構成方法については、コマンドライン処理を参照するか、下記の使用例を参照してください。

使用例

ここでは、importコマンドのいくつかの例を挙げて、その有用性と使いやすさを説明します。 まず、JPEG形式でX11ウィンドウの画像をインポートしてみましょう。

magick import rose.jpg 

キャプチャする領域を選択するには、カーソルを目的のウィンドウに移動し、左マウスボタンをクリック(またはクリックアンドドラッグ)します。 キャプチャをキャンセルするには、右マウスボタンをクリックします。

Postscript画像形式でXサーバの画面全体をキャプチャするには

magick import -window root screen.ps 

このコマンドを使用すると、画面上の特定の領域を選択し、その選択範囲をクリップボードにコピーできます。 この機能を使用して、画像のアップロードをサポートするアプリケーションに画像を簡単に投稿できます。

magick import clipboard:

import の使用例は、ImageMagickの使用例にも記載されています。

オプション概要

importコマンドはこれらのオプションを認識します。 オプションをクリックすると、そのオプションの動作の詳細が表示されます。

オプション 説明
-adjoin 画像を単一のマルチ画像ファイルに結合する
-annotate geometry text テキストで画像に注釈を付ける
-border 出力画像にウィンドウの境界線を含める
-channel type 選択した画像チャンネルにオプションを適用する
-colors value 画像の優先カラー数
-colorspace type 画像のカラースペースを設定する
-comment string コメントで画像に注釈を付ける
-compress type 画像圧縮の種類
-contrast 画像のコントラストを高めるまたは低減する
-crop geometry 切り抜かれた画像の優先サイズと位置
-debug events 詳細なデバッグ情報をインポートする
-define format:option 1つ以上の画像形式オプションを定義する
-delay centiseconds 一時停止後に次の画像をインポートする
-density geometry 画像の水平および垂直密度
-depth value 画像の深度
-descend ウィンドウ階層を下って画像を取得する
-display server このXサーバから画像またはフォントを取得する
-dispose method レイヤーの破棄方法
-dither method 画像に誤差拡散を適用する
-encipher filename プレーンなピクセルを暗号化されたピクセルに変換する
-encoding type テキストエンコーディングの種類
-endian type 画像のエンディアン(MSBまたはLSB)
-filter type 画像のサイズ変更時にこのフィルタを使用する
-frame ウィンドウマネージャのフレームを含める
-geometry geometry 画像の優先サイズまたは位置
-gravity type 水平および垂直テキスト配置
-help プログラムオプションを表示する
-identify 画像のフォーマットと特性を識別する
-interlace type 画像インターレーススキームの種類
-interpolate method ピクセルカラー補間方法
-label name 画像にラベルを割り当てる
-limit type value ピクセルキャッシュリソース制限
-log format デバッグ情報のフォーマット
-monitor 進捗状況を監視する
-monochrome 画像を白黒に変換する
-negate 各ピクセルを補色に置き換える
-page geometry 画像キャンバスのサイズと位置(設定)
-pause seconds スナップショット間の遅延時間(秒)
-quality value JPEG/MIFF/PNG圧縮レベル
-quantize colorspace このカラースペースで画像の色を減らす
-quiet すべての警告メッセージを抑制する
-quiet すべての警告メッセージを抑制する
-regard-warnings 警告メッセージに注意を払う。
-repage geometry 画像キャンバスのサイズと位置
-resize geometry 画像のサイズを変更する
-respect-parentheses 括弧の境界まで設定が有効なまま残る。
-rotate degrees 画像にPaeth回転を適用する
-sampling-factor geometry 水平および垂直サンプリング係数
-scene value 画像シーン番号
-screen ルートウィンドウから画像を選択する
-seed value 擬似乱数の新しいシーケンスをシードする
-set attribute value 画像属性を設定する
-silent サイレントに動作する(ベルを鳴らさない)
-strip 画像からすべてのプロファイルとコメントを削除する
-synchronize 画像をストレージデバイスと同期する
-taint 画像を変更済みとしてマークする
-transparent-color color 透明色
-trim 画像の端をトリミングする
-type type 画像の種類
-verbose 画像に関する詳細情報を表示する
-version バージョン情報を表示する
-virtual-pixel method 画像の境界外にあるピクセルへのアクセス方法
-window id このIDまたは名前のウィンドウを選択する